第105章 彼らに一切の危険に遭わせてはならない

本番が、ついに始まった。

茅野芽衣は、正直あまり期待していなかった。事前に聞いていたのだ。この番組に出てくる子どもたちは、ほとんどが「天才」だと。

百人一首を何首も暗唱できる子。秒単位でルービックキューブを揃える子。歴史の年号を隅々まで暗記している子――。

芽衣が望んだのは、ただひとつ。真央が楽しく遊べれば、それでいい。

ところが。

競技が始まった瞬間、真央は芽衣の予想を軽々と飛び越えた。

番組スタッフが問題を出し、芽衣がまだ状況を飲み込めないうちに、真央は迷いなくボタンを叩き、ランプを点けていた。

数問で、点数は一気に独走。

あっという間に、ぶっちぎりのトップだ。

自宅で...

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