第126章 幼稚園のトラブル

「瑛太、何してるの?」

相馬幸江はさすがに見過ごせず、相馬瑛太のそばへ歩み寄って叱りつけた。

「ここは病院よ。そんな大声出して騒いだら、周りに迷惑でしょう。人に見られたら、みっともないじゃない」

だが相馬瑛太は聞く耳を持たない。焦りで顔色を変えたまま、食い気味に言う。

「母さん、さっき茅野芽衣を見たんだ! 間違いない、俺、見たんだよ!」

相馬幸江は事情を察していた。けれど表情だけは、わざと首を傾げる。

「瑛太、見間違いよ。芽衣は四年前に亡くなったでしょう。そろそろ現実を見なさい」

「そうだよ、瑛太。お姉ちゃんの遺骨だって、何度も鑑定したじゃない。生きてるわけないよ」

茅野美月...

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