第56章 パーティーの主催者

相馬瑛太は言い終えるより先に、自分で答えへ辿り着いた。

――誰が「島には医者がいない」なんて決めた?

まして、こんな薄汚く、腐りきった孤島だ。

ここでいちばん必要とされるのは、倫理も良心も捨てて裏金を稼ぐ医者に決まっている。島の権力者どもの暗い趣味を、きれいに隠してやる役目として。

その瞬間、相馬瑛太が相馬悠真を見る目が変わった。

「相馬先生がこんな場所にいる時点で、俺を責める資格なんてない」

結局、どちらも大差はない。

誰が誰より高潔だという話でもなかった。

同じ頃、茅野芽衣はホールの外で気分転換をしていた。

金で世界のすべてを買えると信じて疑わない連中の顔など、もう一秒...

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