第84章 海外投資

ネットでは、相馬瑛太が「妻を死なせたうえに愛人まで捨て、腹の子まで放り出した最低のクズ男だ」と一斉に叩かれていた。

その悪評の余波で、相馬グループの案件も次々と白紙になり、残ったものを数えるほうが早いほどだ。

メディアは毎日、相馬グループ本社の前に張りつき、出入り口を塞ぐ勢いで待ち構える。相馬瑛太は会社に顔を出すことすらできなくなっていた。

取締役たちは日替わりで電話をかけてきては脅す。

会社を立て直せないなら、さっさと持ち株を手放して消えろ――と。

さらには相馬幸江まで、耳元で毎日のように釘を刺してくる。

「相馬瑛太! もう逃げてる場合じゃないでしょ。会社がここまでボロボロにな...

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