第99章 今生は彼女だと決めた

茅野芽衣が知らないだけで、彼女が気にしている点は、相馬悠真のほうがとっくに考え抜いていた。

彼は誰よりも、茅野芽衣が何を思い、何を怖れているのか分かっている。

それでも彼は、もっと「いい女」なんて求めない。

彼にとっては、茅野芽衣こそがいちばんだ。

――次にC国へ戻ったら、もう一度、ちゃんと告白しよう。

心の中で、そう決めていた。

もし彼女が頷いてくれるなら。

綺麗で、あたたかい家を用意して、一生大事にして、守っていく。

もしそれでも首を横に振るなら……待てばいい。

彼女が心を開いて、自分を受け入れてくれるその日まで。

どうせこの人生、彼女だと決めたのだから。

翌朝早く...

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