第7章

 知らせが届いたのは、ある昼下がりだった。

 神託者が狼族の領地へ招かれたという。私はセリアに会いに行った。彼女がいったい自分をどんなふうに壊してしまったのか、それだけを確かめたかった。

 広間には人だかりができていた。マックスは一番奥、壁に背をつけて立っている。顔色は最悪だった。

 神託者は銀のローブをまとった老爺で、血の契りを確かめたときと同じ男だ。彼は腰を折り、骨の杖でおくるみの端を持ち上げた。中のそれがうねうねと身をよじる。三本の脚を丸め、四つの目は半開きのまま。よだれが布をじわりと濡らしていた。

「妊娠中に」神託者は背を起こし、セリアへ向き直る。

「何か特殊な薬剤を服用し...

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