第7章

 硝煙がまだ漂うなか、空がいきなり――薄い紙でも引き裂くみたいに裂け、耳をつんざく轟音を吐き出した。

 極限まで怒り狂った竜神ソールの顕現。

 雲の奥で金色の雷嵐が膨れ上がり、その真なる姿――天穹そのものを覆い尽くさんばかりの黄金の巨竜が、聖所の真上へ傲然と降り立つ。

「ケイロン! 泥沼の残滓が……無理やり目覚めようが、俺がもう一度粉々にしてやる!」

 咆哮が灼けた旋風となって吹き荒れた。

 ケイロンが、私をそっと押し退ける。

 こちらを見て、口もとにほんのわずかな柔らかさを浮かべた。

「待っていろ、エラー。これは……俺があいつに返さなきゃならない血の借りだ」

 次の瞬間、九...

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