第101章 あんたと子どもの命で償え!

もし一か月前だったなら、立花結月はきっと真実を藤井修也に打ち明けていただろう。

だがこの一か月で、彼女の暮らしは天地がひっくり返るほど変わった。

人はどん底に落ちて、ようやく見える。人間がどこまで人間で、どこからが鬼なのか――。

幼いころから大事にしてきた藤井千秋は、三流の男タレントひとりのために結月と決裂し、白石莉緒のほうへ寝返った。

藤井知代に至っては、なおさら滑稽だ。知代との確執はずっと前から根を張っていて、子どもの件はただの引き金にすぎない。

結月に金があったころは、「いいお嫁さんねえ」と口を開けばそればかりだったくせに、藤井修也が出世した途端、今度は姑として威張り散らそう...

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