第103章

妃那視点:

葉夜が私の頬を指先でなぞりながら言った。

「ひとつ、いい方法がある。妃那にインスピレーションを与えてやれるかもな」

私はぱっと顔を上げる。

「どんな方法?」

彼は片眉をくいっと上げ、上から下までいやらしげに私を眺めた。

「俺とセックスすりゃ、すぐ降りてくるさ」

「……」

思わずジト目で睨みつける。

「その方法、信用ないんだけど」

「試してもねぇのに、よく言うな」

葉夜はやる気満々で私を車の中へ押し込んだ。

「俺はお前のキャリアのためなら、喜んで身を捧げる男だぞ」

「……」

私は盛大にため息をつき、視線をそらす。

どう考えても、一番得するのはそっちでし...

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