第107章

妃那視点:

ミーアがついてくれるようになってから、紗衣の練習はますます熱がこもるようになった。全身汗だくになっても、まだやめようとしない。

時計を見れば、とっくに夜も遅い時間だ。私はそこで手を叩き、練習を止めさせた。

「今日はここまで。家に帰って、お風呂入ってゆっくり休みなさい。今のあなたの出来なら十分よ。明日はいつも通り踊ればいい。自分で自分に変なプレッシャーかけないこと」

「まだ全然疲れてないよ」

紗衣は笑って首を振る。

「先に帰ってて、私もうちょっとだけやってくから」

「ダメ」私は眉をひそめた。「明日が本番なんだから、コンディション整える方が大事。紗衣、私を信じるって言っ...

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