第118章

妃那サイド

 恵麗は相変わらず調子のいい笑みを浮かべたまま、横から口を挟んだ。

「そうよ葉夜。あんたと妃那はもう結婚してるんだから、法律的にも私たちは家族なの。妃那だって、自分の両親には幸せでいてほしいって思ってるはずよ。ほら、お義父さんだってもういい年だし、この会社は一生かけて築き上げたものでしょ? そこまで目の敵にしなくてもいいじゃないの。もし妃那のために怒ってるっていうなら、こんなに時間も経ったんだし、妃那だってもう怒りは収まってるはずよ。そうじゃなきゃ、わざわざ誕生日パーティーになんて来ないでしょ」

「だから、もう家の会社を狙うのはやめにしましょ。家族みんなで仲良くやっていきま...

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