チャプター 13

スカーレットがぐっすり眠っていると、携帯が鳴りだした。

まだ半分眠ったまま手を伸ばした彼女は、携帯ではなく――男の胸に触れてしまった。

触れた感触がどうにもおかしくて、スカーレットははっと目を見開いた。

隣に、アレクサンダーが寝ていたのだ。

思わぬ接触にアレクサンダーは眉をひそめ、まぶたを震わせながら目覚めかける。

今さら起き上がるのは気まずすぎる。スカーレットは慌てて手を引っ込め、音を立てないようにベッドから抜け出そうとした。

だが彼女は、自分がアレクサンダーの腕の中にすっぽり収まっていることに気づいていなかった。

どれほど慎重に動いても、彼を起こさずに済むはずがない。

もぞ...

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