チャプター 21

アレクサンダーの瞳に宿っていたかすかな光が、ついに消えた。

大きな手がゆっくりとスカーレットを掴む力をほどき、彼はうつむいて、かすれるような声で尋ねた。「セバスチャンのせいなのか?」

スカーレットは黙ったままだった。

アレクサンダーは苛立ちをぶつける術も見つからない檻の中の獣みたいに、乱暴に髪をかき上げた。

「でも、あいつは君を愛してない、スカーレット。君にとっていい選択じゃない。こんなふうに一生を耐えるつもりなのか? 君はまだ、君でいられるのか?」

声は切迫していた。言い終えると、彼はしぼんだ風船みたいに目を閉じた。「気持ちが理屈どおりにならないのはわかってる。でも……あいつは、本...

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