チャプター 37

スカーレットが話し終えるやいなや、報道陣は一斉にカメラの向きをポーラへと切り替えた。

ポーラは自分に非があると分かっていた。状況がたまらなく不快でも、無理に笑みをつくり、車へ向かって歩き出す。

そのとき、裁判所の前に限定モデルのスポーツカーが滑り込むように停まった。

降りてきた男――セバスチャンだった。

今日スカーレットに裁判があることなど、キーランが突然その話題を振らなければ、セバスチャンは知る由もなかった。

キーランを手早くあしらうと、彼は慌ただしくこちらへ駆けつけてきた。

ついさっきジェイから忠告も受けている。今日顔を出さなければ、こってり叱られるのは目に見えていた。

来る...

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