チャプター 57

エヴァンはモイラを舞台裏の作業室へ案内した。

スカーレットは中へついていけない。だが、そばに自分がいないとモイラが不安になるかもしれないと思い、扉の前で待つことにした。

ところが、先に現れたのはタミーとアリアだった。

「スカーレット?」タミーは驚いた顔をした。「あなたたち、今日このあと……」

スカーレットは首を横に振った。「ちょっと予定が変わったの。今夜のお祝いはやめる。あなたはアリアを連れて帰って、休ませてあげて」

それからアリアの肩を軽く叩く。「今日のあなた、本当に見事だった。きっと明日からは、そうそう休めなくなるわよ」

アリアははにかんだ笑みを浮かべた。「早くそうなりたい」

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