第101章

足の甲に鈍い痛みが走り、長川輝夫は眉間をきつく寄せた。顔を上げた瞬間、宮原知子の視線とぶつかる。

『どう? 長川様、気持ちよかった? これ以上ジロジロ見たら、次は足の甲で済まないから!』

長川輝夫がふっと冷笑する。

『へえ? どこを踏むつもりだ?』

深い眼差しが、露わになった彼女の肌をなぞる。触れてもいないのに、そこだけ熱を帯びたみたいに感じて、知子の背筋がぞくりとした。

『長川輝夫! 頭おかしいんじゃないの?』

声を落としたのに、耳たぶは羞恥と怒りで真っ赤だ。

『出てって。ここにあなたの居場所なんてない』

『チッ』

男は舌先で頬の内側を押し、鼻で笑う。

『宮原念……ほん...

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