第8章

言い終えるより早く、彼の唇が乱暴に落ちてきた。罰するように、奪い取るように。

宮原知子の全身が強張る。必死に身をよじって抵抗したが、長川輝夫の力は桁違いだった。

「長川輝夫、放して!」

長川輝夫は彼女の身体をベッドへ放り投げると、片手で両手首をまとめて押さえつけた。寝間着が乱暴に引き裂かれ、身じろぎのたびに布が軋む。

「宮原知子。これが望んだ結婚じゃないのか。不満か? 今さら都合よく逃げようとして、その上、長川グループの株まで寄こせだと。誰がそんな度胸をつけた」

彼は、彼女のいちばん柔らかい場所――脆いところを迷いなく突いてくる。知子の身体が恐怖でかすかに震えたとしても、そんなこと...

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