第33話 朝起きたらバスローブが開いていた

五秒後、隼人は明かりを消し、凛の隣に横になった。

午前三時。夜風がカーテンの隙間から入り込み、室温が急に下がった。凛はベッドの中央に丸まり、掛け布団を全身に巻きつけて繭のようになった。隼人はしばらくその姿を横目で見ていたが、やがて背を向けた。

くしゃみが一つ、静寂を破った。

凛が目を開け、Tシャツ一枚で冷たい風に当たっている隼人のほうを向いた。

「……バカじゃないの」

凛は体を起こすと、布団の半分を引き寄せて隼人の肩にかけた。ハンドソープの香りが体温に混じって胸元に届く。

隼人は掠れた声を絞り出した。「お前こそ、ちゃんと掛けろ」

凛は隼人の肩を押さえつけた。「動かないで」

月明...

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