第7話 監視記録が全ての嘘を暴いた

十五番手術室のドアが開き、凛が出てきた。赤いランプが背後で消えた。

凛はマスクを外し、ゆっくりと息を吐いた。強張った肩を回す。

歩き出すより早く、鶴田健二が、長く押さえ込まれていたバネのように隼人の背後から飛び出してきた。

「鷹司様! ご覧になったでしょう——」

声が廊下に炸裂した。早口で、かすかに裏返っている。白衣の裾は乱れ、片側のポケットが外へ飛び出していた。本人は気づいていない。

「大出血です! 観察室のモニターにはっきり映っていました! 術野は血の海だった! 私は最初から言っていたはずです。無資格、無許可、手続きなし——何かあれば、誰が責任を取るんです!」

大きく息を吸い込...

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