第98話 龍介が審査席で彼女に最高点を叩きつけた

照明が一瞬暗くなり、すぐに明るさを取り戻した。

凛は展示台の中央に立ち、手を持ち上げてゆっくりと髪紐を解いた。長い髪はいつものように流れず、レトロな夜会巻きの形で固定されていた。指先が器用に髪の間を通り、軽く払うと、細かな青い光が髪の隙間からこぼれ落ちた。

青い欠片のような宝石。

それらは一つひとつ髪の間に縫い込まれ、凛が光の中心へ歩みを進めるたび、星屑のように髪とともに揺れた。細かく冷たい青の光が散り広がり、まるで一面の星野が深海の底へ沈んでいくかのようだった。

会場が半秒の沈黙ののち、沸き返った。半ば立ち上がって撮影する者、言葉を失ったまま硬直する者。司会者はようやくマイクの前で告...

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