第111章

そのとき、監督が西園寺千枝に向けた視線は、まるでキラキラ光る大口スポンサーを拝むみたいだった。

言うまでもなく、このスポンサー様が最高すぎる。

口出ししない。出来レースで「優勝内定」なんて押しつけない。公平で、公正。

監督は慌てて椅子を運び、「どうぞ、こちらへ」とスポンサー様を上座に招いた。

一方、脇にいた5人組のボーイズグループは、西園寺千枝が入ってきた瞬間から固まっていたが、ようやく我に返ると、興奮気味に一斉に駆け寄ってくる。

「CEさん、こんにちは! 俺たち、ずっとファンです! 曲が本当に大好きで……いつかご一緒できたら!」

「CEさん、ありがとうございます! もう『最初か...

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