第126章

西園寺千枝と一条瑾人、菅野彻が会場を出たところで、数人の若いデザイナーと鉢合わせた。

彼らは西園寺千枝の姿を見つけるなり小走りで駆け寄り、目を輝かせて口々に褒めちぎる。

「西園寺千枝! さっきのコンテストで出した星空のドレス、マジで衝撃だった! めちゃくちゃ綺麗!」

西園寺千枝はふっと口元をゆるめた。

「ありがとう」

痩せ気味の男が頭をかき、申し訳なさそうに言う。

「……ごめん。前は、誤解してた」

さっきまで彼らは客席で散々なことを言っていた。西園寺千枝が出てきたら、J国チームはもっと惨めに負けて恥をかくだの、好き放題に。

けれど最後に、J国のデザイン界の面目を救ったのは、ほ...

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