第44章

西園寺怜司は勢いよく立ち上がった。顔に浮かんだ衝撃は、雷に打たれたと言われても信じてしまいそうなほどで、信じられないものを見る目で隣の西園寺紗良を見た。

西園寺紗良は焦りで額に汗をにじませ、必死にリモコンを連打して映像を止めようとする。だが、どのボタンを押しても反応しない。

大画面の映像は、なおも流れ続ける――

「イヤ! イヤよ! 西園寺怜司の身代わりになんて死にたくない! 殺すならあいつを殺して! 私じゃなくて!」

西園寺紗良が喉を潰す勢いで泣き叫び、さらに悪意むき出しで西園寺千枝を突き出した。

「この子がやる! この子が西園寺怜司の代わりに死ぬって! 西園寺千枝を探して! この...

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