第334章

神原文清は彼女の両手を頭上で拘束し、その露わになった肢体を自身の体へと強く押し付ける。浅く、そして深く。静寂に包まれた空間で、濃密な情欲がほしいままに満ちていく。

渕上純の口からは、抑えきれない甘い声が漏れる。今夜の神原文清は強引だったが、そこに苦痛はなく、あるのは快楽だけだった。

重なり合う唇。彼女は瞳を閉じ、今この瞬間の悦びに全身全霊を委ねた。

すべてが終わった頃には、すでに深夜になっていた。布団の下で素肌を重ね合う二人。神原文清は背後から渕上純を強く抱きしめ、二の腕を優しく撫でながら、時折その首筋に鼻先を擦り寄せる。

くすぐったさに身をよじりたくなるが、今の渕上純には抵抗す...

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