第354章

以前の気性なら、渕上純は遠慮なく尋ねていただろう。「どうして曾孫娘じゃなくて、曾孫息子なんですか」と。だが、今はできない。神原文清の顔を立てなければならないからだ。

結局のところ、夫の面目を潰すわけにはいかないのだ。

「お祖母様、子供のことは文清さんと相談してみます。彼がどう考えているか聞いてみて、もし今がその時だと言うなら、もちろん私も協力しますわ」

言い終えてすぐ、純は後悔した。これではまるで、自分が子供を産むための道具だと言っているようなものではないか。

すると受話器の向こうで、神原の祖母が言った。「文清のことなら心配いらないよ。あの子は間違いなく子供を欲しがっている。以前、そ...

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