第374章

「私もそう思う。昨日、渕上先生が来るって知って、嬉しくて眠れなかったもの」

「私だって。まるでアイドルに会ったみたい。でも、アイドルよりずっと綺麗よね」

「……」

学生たちは口々にそう言い合い、まるで小学生のように無邪気に、憧れの先生に教わりたいと騒いでいる。

千鳥燕は顔を歪め、怒りと屈辱で頬を赤く腫らしていた。本音を言えば、大声で怒鳴り散らしたいところだ。

だが、彼女は必死にそれを堪えた。ここでブチ切れば、ただでさえ低い好感度が地に落ち、自分の立場が完全に渕上純に奪われてしまうと理解していたからだ。

その代わり、彼女は憎しみの籠もった視線を渕上純へと向けた。

渕上純はあくまで...

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