第375章

千鳥燕は、自分が軽んじられていると直感した。若さゆえの過信と、致命的なまでの空気の読めなさ。彼女は会議の進行を遮るように声を上げた。

「校長、これはどういうことですか? 私にはその能力がないとおっしゃるんですか」

千鳥燕のこの突飛な行動に、出席していた講師や幹部たちは顔を見合わせ、その場の誰もが困惑の表情を浮かべた。

だが、渕上純だけは静観していた。

千鳥燕など、敵ですらない。好敵手というものは、最低限の知性と感情の制御ができてこそ成り立つものだ。純にとって、彼女は風見紬の足元にも及ばない存在だった。

馬田の顔色が土気色に変わる。彼は怒りを必死に押し殺していた。

「千鳥先生、話が...

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