第404章

新田佐美は両手を固く握りしめ、顔面蒼白となっていた。その瞳には、隠しきれない恐怖と不安が渦巻いている。

透き通るほどに白い肌は、まるで生気を失い、今にも散りそうな枯れた花のようだった。

「神原社長……私、勘違いをしていました。ここ数日、風邪が酷くて……それで今日、机に薬が置いてあるのを見て、てっきり社長が置いてくださったのだと……本当に、申し訳ありません。どうか嫌いにならないでください」

繰り返される新田佐美の謝罪に、神原文清は底知れぬ嫌悪感を抱いた。能面のような冷たい表情で、彼は言い放つ。

「その口から謝罪の言葉を吐くのはやめてもらおうか。もう聞き飽きた。なぜ私が薬を送ったなどとい...

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