第415章

意を決して、新田佐美は神原文清に電話をかけた。しかし、コール音が虚しく響き渡るだけで、一向に繋がる気配はない。

焦燥感が募る。諦めきれずもう一度かけたが、結果は同じだった。

迷った末、彼女は中村瑞の番号をプッシュした。

「はい」

「中村さん……神原社長にお電話したのですが、お出にならなくて。何かあったのでしょうか?」新田佐美の声には焦りと、微かな不安が滲んでいた。

受話器の向こうで短い沈黙が落ち、やがて中村の冷ややかな声が返ってきた。「新田佐美、言動には分際というものがあるだろう。干渉しすぎだと思わないか? 自分がただのインターン生だという自覚はあるのか」

突然の叱責に、佐美は自...

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