第427章

「さっさと少し寝てください。時間を無駄にはできませんから。……ところで、今夜のパーティー、どうしても参加しなきゃダメなんですか?」

 渕上純は、やれやれといった様子で溜息をついた。

 それを聞いた神原文清もまた、深く息を吐き出す。筆舌に尽くしがたい疲労感が、体の底からじわりと込み上げてきていた。

「以前ならサボれる宴席もあったが、今回は無理だ。でなきゃ、祖母上がお前を俺に同伴させるわけがない」

 それもそうだ、と純は納得する。

 すぐに彼女は歩み寄り、神原文清の上着を脱がせる手伝いを始めた。男の体には疲労が滲んでいたが、甲斐甲斐しく動く純を見下ろし、彼は思わず悪戯っぽい笑みを浮かべ...

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