第442章

神原文清は、渕上純が自分の行動に対して完全に無関心であるように感じていた。その平然とした様子からは、どこか投げやりで、自暴自棄に近い気配すら漂っている。

男は眉間に深い皺を寄せ、問いかけた。

「純ちゃん、まだ怒ってるのか?」

渕上純は睡魔と疲労に抗えず、彼の腕の中で半ば目を閉じかけていた。

「どうしてそう思うのですか」

「俺が何をしても、君からは何の意見も返ってこないからだ。新田佐美の話を出せば少しは喜ぶと思っていたんだが……今回の件は彼女が発端なわけだし。だが……」

神原文清の言葉を遮るように、渕上純が口を開く。

「私が終始冷めた態度のままだとは、予想外だったということですね...

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