第514章

そう言って、小林香理は小さなリュックからメッセージカードと、折り紙の星で満たされた小瓶を取り出した。一目で子供の手作りだと分かるものだった。

「渕上先生、これ……私が作ったカードと、折ったお星様です。ほんとはお兄ちゃんにお金をもらって、高いお化粧品とか可愛いお洋服を買ってもらおうと思ったんですけど、お兄ちゃんがプレゼントは自分で用意しなさいって。値段じゃなくて、気持ちが大事だって言うから」

カードと小瓶を受け取ると、渕上純は慈愛に満ちた表情を浮かべ、優しく語りかけた。「先生、とっても嬉しいわ。でも香理ちゃん、私はもう先生じゃないのよ。これからはお姉ちゃんって呼んでくれないかしら? そのほ...

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