第516章

正直なところ、渕上純が神原文清をあやす手腕には確かなものがある。見ろ、男の顔はすでに綻びきっているではないか。その瞳は笑みを湛え、まるで星々が瞬いているかのような輝きを放っていた。

「まあいい。そう言ってもらえるのは悪くない」

渕上純の眼差しは柔らかく、瞳の奥には温かな光が揺らめいている。

「それに、お似合いかどうかというなら、私とあなたが並んでこそ一番お似合いでしょう? そう思いません?」

その言葉を聞いた瞬間、神原文清の瞳に灯がともった。魂を奪うほどに鮮烈な光。彼は渕上純を見つめる。その眼差しは優しく、溢れ出る喜びを隠しきれていない。

渕上純もまた、これで一件落着だと悟った。そ...

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