第119章 どうせ恥をかかせるなら、徹底的に

「うわっ!」

江崎悠白が堪えきれずに鼻で笑った。

「若いくせに、被害妄想も大概にしろよ。少しは頭を使え。

ホテルの宿泊記録、銀行の振込記録、高画質のヤってる写真や動画――そんなの、ホイホイ捏造できると思ってんの? しかも二十年分? 誰がそんな暇人だよ。

銀行もホテルも、お前ん家の持ち物か?

それとも、うちの御堂社長がよっぽど暇で、お前を陥れるためだけに偽のデータベースでも作ったって言いたいのか?

……で、いちばん大事なこと。二十年前、うちの涼子ちゃんはまだ生まれてねえ」

涼子ちゃんにまで泥を塗ろうとするなんて、冬木家の連中の頭の出来は本当に終わってる。

江崎悠白はそれ以上相手...

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