第130章 あんたにできないからといって私にできないとは限らない

冬木涼子は気だるげに言った。「控えめに見積もっても、たぶん……もっと上」

さらに笑い声が大きくなる。

「もっと上? それってトップ層の秀才ってことじゃん。いっそ『今期の満点の天才です』って言えば?」

すると、同じ試験会場だったという生徒が冬木涼子に気づいて声を上げた。

「お前、毎回の試験で寝てたやつだろ?」

「俺、後ろの席だったけどさ。お前、どの問題も適当に埋めてただけじゃん。そんなのでトップ? 笑わせんなよ」

「もしトップなんて取れたら、俺の首をくれてやるよ」

冬木雨音が嘲るように口元を吊り上げる。「冬木涼子、意地張るのやめなよ。そんな点数取れなくても別に恥じゃないでしょ。ト...

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