第015章 試験会場で輝く運命

世間が知っている冬木涼子は、低い点数で職業高校に入った女だ。

だが、その内訳まで知る者はほとんどいない。

その低い点数は、たった二科目分の点数だった。

つまり、欠席した科目はすべて0点。受けた二科目だけが満点。

鈴木校長が彼女を受け入れた当初から、その成績はどう考えても異様だった。

その後の冬木涼子は、授業をサボってばかりで登校もまばら。いわゆるやる気ゼロ。

それでも数学オリンピックや物理コンテストなど、「学校の名前を出して戦う場」だけは別だった。

鈴木校長はそのたびに頭を下げて冬木涼子を呼び戻した。

そして結果は毎回、優勝。文字どおりの圧勝だった。

さらに鈴木校長は、冬木...

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