第022章 初めて真面目に告白する

冬木陽斗は即座に引き受けた。

冬木美蘭が青ざめて、慌てて止めに入る。

「何を張り合うのよ! レースなんて危ないでしょ。行っちゃダメ!」

「うるさいな、母さん。俺のこと放っといてくれよ!」

冬木陽斗は苛立ちを爆発させ、冬木美蘭に怒鳴りつけた。

相馬陽平は親子の言い争いなど意にも介さず、鼻で笑う。

「冬木陽斗。覚えとけよ。三日後の午後四時だ。来なかったほうが負け犬だ」

「負け犬はお前だろ! お前ん家全員負け犬だ! 俺は絶対行くからな!」

冬木陽斗は相馬陽平の背中に向かって吠えた。

……

この結末に、冬木涼子は少しも驚かなかった。

冬木陽斗の性格は、誰よりも知っている。単純で...

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