第039章 御堂柊吾の治療をする

江崎哲哉は、そこでようやく自分が電話をかけた目的を思い出した。

すぐさま問いかける。

「冬木さん、突然すまんね。

この前、君の神業みたいな医術を見せてもらってな……いやぁ、わしは心底感服したよ。

医者として一生やってきて、医者とも一生付き合ってきたが、あんな腕は見たことがない。

それでだ。古い友人の孫が、何年も前の中毒のせいで両脚が不自由になってしまってね。ぜひ君に診てもらいたい。時間は取れるかい?」

冬木涼子の瞳が、ぱっと輝いた。

言うまでもない。江崎哲哉の言う「友人の孫」とは、きっと御堂柊吾のことだ。

電話を受けたときから、どうやって江崎哲哉のほうから口実を差し出してくれ...

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