第046章 狭い道で出会う、どちらが誰に頼むか見てみろ

冬木涼子は、ちょうど風呂に入ろうとしていた。

その言葉を聞いた瞬間、胸が跳ね上がる。

彼女はすぐに問い返した。

「……手がかりって、何?」

佐伯荀は少し間を置いてから言う。

「それが、電話じゃ話しづらい。明日、時間あるか? 蒼瀾邸で待ってる。会って話そう」

「うん。明日、必ず行く」

通話を切っても、スマホを握る手が小刻みに震えていた。

これだけ探して、ようやく動きが出たのだ。興奮しないほうが無理だった。

……

同じ頃、冬木家。

冬木颯真のもとにも一本の電話が入る。

受話口の向こうの男は、得意げに言った。

「冬木社長。今回は俺、だいぶ義理立てしましたよ。さっき入った情...

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