第047章 実の両親の手がかり

VIP個室エリアへ足を踏み入れる。

冬木涼子は、佐伯荀が押さえている608号室へ一直線に向かった。

個室の前には用心棒が立っていて、彼女の姿を認めるや、揃って腹の底から声を張る。

「盟主様!」

冬木涼子は小さく頷いて応え、そのまま扉を押し開けた。

室内では佐伯荀がすでに待っていた。彼女を見るなり、反射的に立ち上がる。

「盟主様、お待ちしておりました」

「佐伯おじさん、座って」

冬木涼子が手をひらりと振る。

佐伯荀は笑って「はい」と返したものの、腰を下ろさず、上座の椅子を引いて彼女を促した。

冬木涼子が席に着く。

佐伯荀は目を細めたまま言った。

「盟主様から連絡をいただ...

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