第056章 若き名医に告白する準備

警察署。

冬木紳助は陰った顔のまま、冬木美蘭と冬木雨音を引き取ってきた。

まさかこの冬木グループ会長が、数日のうちに二度も警察署の世話になるとは。

――面目丸つぶれだ。あの連中のせいで、長年積み上げてきた体面が地に落ちた。

腹の底から煮えくり返り、顔色も最悪だった。

なのに当の冬木美蘭は、空気も読まずに喚き散らす。

「冬木涼子! あのクズ! 私は母親よ? それなのに警察呼んで、私を捕まえさせるなんて! しかも200万も払わせて……っ。よくもやってくれたわね! 次に会ったら、絶対――」

「いい加減にしろ。まだ恥を上塗りしたいのか」

冬木紳助が怒鳴りつけると、美蘭は悔しそうに歯を...

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