第066章 帰一盟はテロリスト

「……はい」

逃げようがない。冬木涼子は、いっそ素直に認めた。

葉山飛鳥が眉をきつく寄せる。

「なんで、あんなのと一緒にいるのよ?」

飛鳥は御堂柊吾の素性を調べていた。九歳で両親を亡くし、実の祖父にK市から追い出された挙げ句、両脚まで使えなくなった男。

誰もが「御堂家の若様も終わりだ」と思った。だが彼は生き残り、W市でのし上がった。

自ら立ち上げた天予グループを、W市のトップ企業にまで育て上げたのだ。

さらにVK同盟まで組織した。

――しかも、恐ろしいのはそれだけじゃない。

ただ、その奥にある背景だけは、飛鳥の手でも掴めなかった。

冬木涼子は軽く肩をすくめる。

「飛行機...

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