第075章 その場で赤っ恥をかかせる

最初に姿を現したのは冬木涼子だった。

続いて香川美南。

美南はさっきまで笑みを浮かべていたのに、香川夫妻の顔を見た瞬間、その笑みがふっと陰り、哀しげな色へと変わった。

香川夫妻は目を見交わし、察する。――やはり、美北は治らなかったのだろう。

二人は胸の奥に湧き上がる愉悦を必死に押し殺し、表面だけは優しく取り繕った。

「美南、ほら、伯父さん伯母さんが言ったとおりじゃない。あの子、見たところ十七、八でしょう? そんな年で美北の顔を治せるわけないのよ。で、美北はどうなの? 顔、もっとひどくなってない?」

その目には期待がありありと浮かんでいた。治っていなければ、今にも歓声を上げて祝いた...

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