第084章 夫婦二人で何かするのは普通じゃないのか

御堂湊と御堂澪が報告に来た。

「若様、若奥様。香川夫妻はこちらで確保しています。ただ、口が堅くて……毒を盛った件をどうしても認めません。今後、どう動きましょう?」

御堂柊吾は答えず、冬木涼子へ視線を向けた。

判断を、彼女に委ねたのだ。

冬木涼子は淡々と言う。

「香川家のことには、もう手を出さないで。香川美南さんはすぐ目を覚ます。あとは本人に任せましょう」

長時間の手術で、涼子の身体にも疲労が溜まっていた。休息が必要だ。

御堂柊吾は彼女を連れて帰宅する。

帰り道、柊吾は湊に家へ連絡させ、田中さんに食事の用意を頼んだ。

涼子も、正直腹が減っていた。

疲れて、空腹で。

家に着...

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