第126章

安倍晴明たちは霊気探知盤を手に、山中を延々と探し回った。だが、盤は沈黙したまま。反応らしい反応が、ひとつも出ない。

日が傾き、誰もが「今日はここまでか」と諦めかけた――その瞬間だった。

突如、霊気探知盤の針が狂ったように回転を始めた。ぐるぐる、ぐるぐる。何度も何度も360度を描き、どの方角も指さない。止まる気配が、まるでない。

一同の顔色が変わる。大龍山の局長まで青ざめ、声を張った。

「ど、どういうことだ? 連中の方角を掴んだってことか?」

安倍晴明は唇を引き結び、低く言った。

「……いや。嫌な予感しかしない。この山、相当危ない」

霊気探知盤が示すのは、本来「霊のいる場所」だ。...

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