第132章

二人の若い除霊師は、狂ったように山を駆け下りた。足はもつれ、何度も転ぶ。膝を擦りむいても、痛みを確かめる暇すらない。泥だらけの手で地面を掴み、這い上がって、また走る。

  そして――山中で捜索班の一隊と鉢合わせた瞬間。

  二人は泣きそうな顔のまま、歓喜に弾けて駆け寄った。

  「幽霊王が婚礼だ! 師匠が危ない! 早く人を呼んでください!」

  「急いで! 今すぐ! 遅れたら間に合わない!」

  捜索班は顔色を変えた。ぐったりした二人を支えながら下山させ、同時に連絡網へ一斉通報を飛ばす。

  D市は、再び緊張に包まれた。

  とりわけ、知らせを受けて駆けつけた除霊師たちは、内容...

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