第15章

神崎飛鳥は、跳ね女がここまで取り乱すのを初めて見た。興奮のあまり、ぴょんと三尺――いや、それどころじゃない。勢いよく跳び上がって天井をぶち抜き、さらにもう一枚も貫通。頭にはでかい穴が開き、血がどくどくと楽しそうに流れている。

 神崎飛鳥は呆然とした。

 え、そこまで……? そんなに激しく拒否る?

 借りにくいだろうとは思っていた。けれど、まさか反応がここまで過激だなんて。天井に大穴を二つも開けなくたって、「無理」のひと言で済む話だ。彼女だって筋は通すし、奪い取ったりしない。だから、そんなことしなくても――。

 「わかった、借りない借りない! だから落ち着いて!」

 もともとこの家は...

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