第182章

 三井は思ってもみなかった。ここでいきなり、長髪の女が割って入ってくるなんて。

 しかも長髪の女だけじゃない。五、六十体もの幽霊じみた化け物まで現れ、彼らの「犯人」軍団を陽香ごと一気に叩き潰したのだ。

 捕まえられた「犯人」たちは、さっきまでの凶相が嘘みたいに口々に命乞いを始めた。

 「助けてください、先生! 命だけは! 俺らだって生活のためで……人に言われて用心棒やってただけで……もう二度としません! 本当に、二度と!」

 「そうだそうだ! 兄貴も姉貴も、どうか見逃してくれ! 今日まで生きるだけで精一杯だったんだ、頼む、道を残してくれ! これからは真面目に生きる! 悪さなんかしねぇ...

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