第185章

幕山がどこにあるかなんて、誰も聞いたことがない。聞いたこともないものを、どうやって知れっていうんだ?

ちびっ子幽霊たちは顔を見合わせ、ひそひそ声で言い合った。

「お前、幕山って知ってる?」

「知らねぇよ。お前は?」

「俺も知らん。聞いたことすらねぇ。誰か知ってるやついる?」

「……」

「三井」が口を開く。

「もし俺らが知ってたら……見逃してくれるのか?」

神崎飛鳥は真面目な顔で頷いた。

「誰か知ってるなら、その子だけはひとまず買い戻してあげる。知ってる?」

……買い戻す?

正直、それは悪くない話だった。

特部のやり方は、こいつらだって知っている。こいつらみたいな“やら...

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