第189章

「除霊師さんよぉ、うちには女房と子どもがいて、親もいるんだ。3LDKって分けてもらえんのか? それとさ、俺と女房が結婚したとき、天地にだけはちゃんと拝んだんだよ。手配できるなら、女房にも一式――赤い嫁衣装ってやつ、用意してくれねぇか? 絶対似合うんだって! 金ならある。買えばいいんだろ?」

「除霊師、俺この前彼女ができてさ。今ちょうど同棲中なんだ。将来は子どもも養子で迎えるつもりでよ。2LDKを一つ、どうだ?」

「除霊師! 除霊師! 俺は独り身の幽霊で、あいつらとは違うし、どこでもいいんだけどさ……その、豚の頭の肉、ひと口だけ食わせてもらえねぇかな。もう何年も肉食ってねぇんだよ。浮浪者や...

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